ヒメシャラ
轟の滝からさらに上がった場所の原生林にあります。ヒメシャラはツバキ科ナツツバキ属の落葉高木で、庭木などにも利用されますが、この巨木は幹周りが175cmあり、樹齢は150年ほどと推定されています。若木のうちは灰色の細かくざらついた樹皮ですが、成長するにつれこのような樹皮は剥がれ、次第に褐色の薄い樹皮に変わるのが特徴です。樹皮が赤みを帯びた褐色でつるつるしており、木漏れ日を浴びると周りの新緑とのコントラストで輝いて見えます。花期は7~8月で葉腋から小さな白い花を咲かせます。秋には紅葉になり、10~11月に褐色の実ができて種子ができます。